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「憲法9条」では平和は守れない   加鷄冖

米原子力空母『ロナルド・レーガン』が原子力空母『ジョージ・ワシントン』と交替して、横須賀に入港した。


テレビでその勇姿をみたが、排水量9万7千トンだけあって、さすがに
堂々としていた。


これから、しばらくのあいだ、横須賀を母港として、朝鮮半島や、日本の周辺に睨みをきかせることになる。


大江健三郎氏をはじめとする護憲派は、この巨艦が日本に戻ってきてくれたことを、きっと双手をあげて、歓迎しているにちがいない。


護憲派の人々も、まさか戦後今日にまで、「平和憲法」があったから、日本の平和がしっかりと守られてきたと、信じているわけはあるまい。


マッカーサー元帥が日本を無力化するために、「第9条」を押しつけたが、「平和憲法」を強要してから、その僅か4年後に朝鮮戦争が勃発した。


マッカーサーは大失敗をしたことを、おくびにも出さず、日本に再武装することを命じて、警察予備隊が発足した。


日本国民が今日まで泰平の世を謳歌してきたのは、「平和憲法」という呪(まじな)いによるものではなく、アメリカの保護によるものだ。


「第9条」は祈りでしかない。もし護憲派のなかで、「第九条」が今日まで平和をもたらしてきたと信じている人々がいれば、祈祷師なのだろう。


杉田玄白といえば、江戸時代後期の蘭方医学の先駆者で、『解体新書』と『蘭学事始』によって有名だが、著作『形影夜話』(1803)のなかで、医が兵法とまったく変わらないと、論じている。


玄白は「孫呉(孫子、呉子)の兵法を知らざれば、軍理は立たぬ。医も形体(かたち)詳(つまびらか)ならざれば、医理は立たざる事と知らる」と戒めている。医術も、その時々に変わる状況の形体(かたち)に合わせて、兵略を柔軟に立てるのと同じことだといって、医術と兵法の共通点をとりあげて詳述している。


国を人間にたとえれば、国外から蒙っている脅威は、疫病と同じものだ。


玄白の時代から今日にいたるまで、世界では残念なことに弱肉強食が、まかり通っている。マッカーサーが早とちりして与えた“即席憲法”によって、全人類が平和を愛するようになったはずはない。人が病いを恐れることも、まったく変わっていない。


国会の周辺に集まって安保関連法制に反対していた人々は、アメリカの力が相対的に弱まってしまったかたわら、日本を囲む安保保障環境が激変していることに対して、目を閉じている。


幕末の志士の吉田松陰は、『幽囚録』のなかで、「耳なくば何を以て聴かん。目なくば何を以て視む。能(よ)く足挙げ手を揺(うごか)すことなく、国が衰えるのは当然」と、説いている。


安保関連法制がよく分からないという人々は、まったく不勉強だ。目を見開き、耳を澄ませなければ、日本の安全を守ることができない。


民主党の岡田克也党首は、「集団的自衛権は必要ない」といい切っているが、アメリカという外国の手を借りて、国を守るということ自体が、広義の集団的自衛権の恩恵を蒙っている。
 

それでなければ、アメリカの対日占領が続いていることになってしまう。

 
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| 加瀬英明 | 11:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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