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金価格も人民元建てにすると中国が宣言   宮崎正広

■世界市場の商品市場関係者に震撼が走る


中国は上海の商品取引所における金価格の値決めを4月19日から人民元建てにすると発表した(12日、ロイター)。


世界の市場関係者は驚きの色を隠せない。


金取引はドル建てと決まっており、これまで、ロンドン、ニューヨーク市場で毎日二回、価格は決定されてきたし、いまも両市場での値決めが世界に瞬時に適応され、取引されている。


一オンスをベンチマークにドル建て(英国ポンドは補助通貨)で、これは戦後のブレトンウッズ体制に於けるドル基軸と軌を一にする。


中国の言い分は「金の最大産金国であり、最大の消費国である中国が金価格を決めるのは当然」という。


以後は上海の金取引市場で一日二回、一グラムを基準に人民元建てで取引を行うとしている。


上海金取引所では18の銀行と取引業者、生産者がメンバーとなる。


中国の四大国有銀行(中国銀行、中国工商銀行、中国農業銀行、中国建設銀行)に中国交通銀行、上海浦東開発銀行、民生銀行、工業銀行、平安銀行、上海銀行、中国銀行香港支店にくわえ、金小売りチェーンの「周大福」「六福」。産金企業からは中国国有金鉱業集団、山東省金集団が加わる。


また外国業者からはスイスのMKS、外国銀行としては、チャータード銀行とANZ銀行が加盟する手はずという。


チャータード銀行は、香港ドルの発券銀行でもあり、またANZは中国との取引が多い。とくに豪政権は1000人もの実業家、財界人を引き連れて北京を近く訪問するほど。


ANZ(オーストラリアニュージーランド銀行)の本店はメルボルン、世界に1800以上の支店網を誇り、また豪は産金国でもある。


香港上海銀行(HSBC)は中国からの金輸入ライセンスを保有するが、この上海金取引所のメンバーには加盟しない。


ほかの外国勢はあっけにとられて静観している。


人民元の通貨覇権の確立というあけすけな野心を隠さずに中国はSDR入りをまえに金の値決めでも人民元の威力を獲得したいという目的がみえみえだ。


しかし想定通りに機能するか、どうか。あくまでドメスティックは取引所で終始するか、注視せざるを得ないだろう。


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| 宮崎正弘 | 16:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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