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改めて、国内の鳩と中国共産党の危険性について 西村眞悟
先に、現政権について、「アホか!」としか論評できないと書いたが、数日経った今も同じである。普天間基地移設問題の五月末決着の約束を忘れたような鳩、改めて、アメリカ政府がこの鳩との会談を嫌った措置が適切であったと思う次第である。

それと、検察審査会で起訴相当との判断がされている幹事長、これはずるい。御輿の上が、普天間の国外移転、県外移転と言っているときに、御輿を担ぐ振りをしながら既に県内の適地を購入している。言うまでもなく、購入代金と値上がり後の土地価格の差額獲得を待っているのである。これを濡れ手に粟という。政治に携わりながら、ここに神経が行く。これが彼の本質なのだ。
 
と、言うわけで、この面々に関してまた何を書けばいいのかと思っている矢先、福井県立大学教授の島田洋一氏のブログを見て笑った。一枚の写真が貼り付けてある。米原駅長が乗降客に注意を呼びかけた張り紙だ。

曰く、「鳩の糞が落ちてくるので注意してください」

そう言えば、家近くの駅の天井の梁には尖った釘が並べて立てられて鳩がとまらないようにしている。また、公園には「鳩に餌をやらないようにしてください」という立て看板が立てられている。その理由は、餌をやると鳩が増えすぎて糞により公園の美観を損なうからだという。

鳩は、糞に注意しなければならない。

しかし、これは駅にいる鳩、公園にいる鳩のこと。ところが、愕然として気付く我が国の惨状は、この鳩がズルシャモに担がれて「政府をやっている」のである。その糞害いやその惨害は、計り知れない我が国の国益の喪失であり、具体的な国家と国民の生命の危機を自ら招いているのである。

国内において、やれ普天間移転の方針は、閣議決定ではなく総理大臣の声明で済ますとか、連立解消だとか、幹事長が政治倫理審査会に出席するとか、これだけで一体いいのか。

この程度のことが政治だと思っているのなら、鳩一家は東京にいても役に立たない。せめて、口蹄疫病で八万頭以上の牛が殺処分を受けている宮崎に行ってその処分を手伝えばよい。

国を護るという崇高な志のもとに組織された自衛隊に、牛の死体の処分をさせて平気でいるな。この国内の混迷と停滞の中で、我が国への脅威は、のど元に鎧通しが近づくように南の海域周辺から迫っている。

三月の黄海における韓国哨戒艦の沈没は、北朝鮮の魚雷攻撃によるものであることは確実だと思われる。その北朝鮮の金正日は、五月に中国を訪れている。つまり、経済が破綻して対南冒険主義に走った北朝鮮は中国に逃げ込み、抱え込んだ中国は北朝鮮は中国の勢力範囲にあるということを南に示している。極道の親分がヒットマンを抱え込んで威力を示しているのと同じだ。

その中国は、今年に入っても露骨な海軍演習を東シナ海で繰り返し、三月、四月には、中国軍艦の艦載機が我が国自衛艦に異常接近して、ミサイルの照準を合わせた(ロックオン)。また我が国の排他的経済水域で調査活動をしていた海上保安庁の調査船を中国海軍艦艇が「ここは中国の海である。退避せよ」と通告しながら追いかけている。

これに対して鳩の政府は、中国の行動を放任して何もしていない。五月にはいって岡田外相が中国外相に、外の会議の場でついでに「抗議」したらしいが、「あそこは中国の海である」と一蹴された。つまり「おととい来い」である。

さて、フィリピンのアメリカ空軍のクラーク空軍基地とアジア最大のアメリカ海軍基地であったスービック海軍基地が、フィリピン上院の軍事基地拡張拒絶決議によりフィリピンに返還されアメリカ軍が撤退したのは、1992年11月である。

そして、中国軍がフィリピンが領有を主張する南沙諸島のミスチーフ環礁等を武力占領して建築物を構築したのが、1995年である。以後中国は既成事実を積み重ねて大型機が離着陸できる滑走路まで建設してしまった。

この南沙諸島海域も、我が国の尖閣諸島海域と同様、1970年代後半に海底油田の存在が確認されてから中国がにわかに領有を主張したものである。

そして、中国は1992年2月、領海法を制定してこの海域を中国の領海だと勝手に国内法で決めて傍若無人な「調査活動」を繰り返している。これも尖閣と同様である。これが中国の行動パターンである。

また、この南シナ海の南沙諸島海域は、世界の全貿易量の15%、日本の全貿易量の50%が行き来する世界経済上重要なシーレーンである。

ここで確認しておかねばならないことは、中国が領有権の主張から、それを武力占領という行動に移す切っ掛けは何であったかということである。それは、その地域の「力の空白」、つまりアメリカ軍のフィリピンからの撤退である。

次に、目を南シナ海の北、バシー海峡から東シナ海に移す。中国は、台湾は中国のものと主張し、南沙諸島と同じ海底油田の存在という切っ掛けで尖閣諸島の領有を主張するに至っている。さらに、中国共産党は明らかに沖縄を狙っている。

そして今までさんざん周辺海域で「調査活動」を傍若無人に行い、近年にいたっては、潜水艦を潜航させたまま我が国領海内を通過させ、本年に入って述べたように我が国自衛艦に対する中国海軍機の異常接近とロックオンという「戦闘行動」を行っている。

よって今、中国は何を見ているのか。それは、この東シナ海海域に「力の空白」が生まれるか否か、これだけである。

そして、鳩山由紀夫は、今、まさにこの海域に「力の空白」を造るために総理大臣になっているのである。沖縄のアメリカ軍基地を沖縄から海外に撤去するのが「私の公約」だからである。従って、今非常に危険な事態が南の海域に生まれている。

中国は「力の空白」があれば何でもする。毛沢東は、アメリカ政府が「防衛ラインは台湾から沖縄日本列島のラインである」と表明したとき、朝鮮半島はアメリカの防衛ラインの外、つまりそこに「力の空白」がある、と判断して、金日成の韓国侵攻にゴーサインを出した(朝鮮戦争の勃発)。同時期、チベットの軍備弱小と判断したとき、ぬけぬけと「西蔵和平解放」と称してチベットに侵攻した。

今、沖縄では、左翼と中共の工作により「反アメリカ軍基地闘争」が盛んである。従って、沖縄に「力の空白」が生まれれば、西端の「西蔵和平解放」を真似て東端の「沖縄和平解放」と称する「沖縄侵略」を仕掛けてくるであろう。

次に、中国共産党の対外行動の背景には、国内の惨憺たる情況から目をそらすという動機がある。台湾海峡の金門・馬祖への攻撃は、毛沢東の大躍進政策が数千万人の餓死という惨憺たる結果を生み出していたときだ。小平のベトナムへの侵攻は、文化大革命がもたらした大矛盾・大不満から人民の目を逸らすためであった。

では今の中国の国内状況はどうなっているのか。中国政府の発表する統計と上海万博の報道を信じてはいけない。中国では、毎年、9万から10万件の暴動が起こっているという。これは、現時点のタイ情勢以上の異常事態ではないか。唯、我が国では報道されないだけである。

中国社会科学院の公表している事態は次の通りである。「大規模な暴動に発展する群体事件については、2009年、全国規模で社会的影響があまりにも大きいものは10件近く起きた」と認めた上で、「一部地域では、社会安定のイメージを立てるために、地方幹部が昇進を狙い、暴動に蓋をしている」と中央と地方の溝の深さを指摘している。そして、「民の恨みは、あまりにも深い」と指摘している。

また、共産党規律委員会では、「暴動の背景には、官僚、政治家、党員の腐敗問題がある」と結論づけている。ここに顕れた中国当局ももはや隠すことができない国内の状況一端から推し量れることは、安定した我が国にいては想像できない深刻な中国国内の状況、支配層の腐敗と民衆の恨み、そして混乱である。

ここ30年間、一貫して反日教育を繰り返してきた中国共産党が、この国内の不満から民衆の目を逸らせる為に、東シナ海で憎き日本に対して「沖縄解放」の攻撃を仕掛ける可能性はおおいにある。中国の現状と過去の事例に則して言うならば、いつ中共がこの攻勢にでても、もはや不思議ではない。

これを事前に抑止して、我が国と東アジアの平和を確保する道は、第一に、我が国が一気に国防力を増強することである。次に、それが、一気にできないならば、我が国はアメリカ軍のプレゼンスを確保してアメリカと連携し共同歩調を執って東アジアと世界の平和を確保することである。

しかし、今、鳩の政権のバカさ加減ばかりが報道される内向きの情報封鎖の中にいる国民は、この我が国に迫る危機を注視できず、鳩政権は、防衛費を削減し、アメリカを沖縄から追い出す反基地闘争に迎合して「力の空白」をつくり出している。

総理の鳩は、我が国の総理としては優柔不断に見えるが、中国共産党の飼い犬としては、断固として彼のために尽くしているのである。つまり、祖国を裏切り敵のために働いている。それを支えているのが、初めから自分の祖国は中共だと認めている自称中国人民解放軍の野戦軍司令官(実質は下士官以下)である

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